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またひとり
今日久しぶりに 娘の闘病仲間のママから電話があった


このママは ワタシなんかと違ってとても聡明で強い人なのだが
やはり大変なトラブルを持つ子を抱え日々過ごしいると苦しくなる時もあり
愚痴やら情報やらを話しにたまに電話をしてくる

この方の話は いつも一方的でとても「アク」が強い(笑)
キライな人は徹底して駄目なようなのだがワタシは 自分に持っていない
パワフルさと聡明さに引かれ 今でもお付き合いをしてもらっている


今日の電話もそんな愚痴電話だと思い
明るく電話口にでたのだが....





「あらぁお久しぶりですことぉ~♪」

「そういえば新年の挨拶はできないのよね...今年は」


そう...昨年夏 お母様をガンで亡くされているのである



「まぁねぇ...(笑)どう?姫も元気してる?」と彼女


「もううるさいくらい...(苦笑)そちらは?王子は元気?」


「うん...まぁ相変わらずなんんだけどね...それより今電話大丈夫?」
ええっ...そんな遠慮がちに聞かれるなんて今までないぞ


「うん...後15分くらいで出かけなくちゃなの...どうした?」と言うと

「じゃぁ...またにするわ」と切ろうとするので いつもと違うのもあり
いいから話してと促がした





ワタシの問いに 彼女は深く溜息をつきこう言った




























「次は私がガンになっちゃった...(苦笑)」




「はぁっ?!なんでっ...ってかどこ?」






出かける為に化粧をしていたのだが 思わず固まってしまった



彼女は病気になるわけには行かないのである

彼女の息子は とても珍しい小児ガンで 世界的にも2~3人とも言われているらしい

ので、臨床も少なく 病名がわかった当時は手探りの治療だったらしい

それを乗り越えて 移植をし今は元気にしているがいまだに様々なトラブルがあり
普通の小学生としての生活はできないのである


もちろん父親である夫もいるが 仕事もあるしそんなには頼れない

彼女が倒れるというのは 家庭が崩壊するに等しい





「場所は卵巣なんだけどね...転移しなきゃいいんだけど」

「治療の具合でどうなるか...頼れる先も年寄りだから今息子の里親も探してるの」と
彼女は言った




「いつわかったの?」




「クリスマスイブ...へへへ笑っちゃうでしょ」と彼女は力なく笑う



「なんでぇ...神様はまだ試練を与えるかねぇ」とワタシが言うと
彼女は溜息をつきながらホントにねぇとつぶやいた




彼女はクリスチャンである


ワタシは無宗教




別に関係はないのだろうけど...
なんだかいつも思う




神様は不公平




頑張って...頑張って...



歯を食いしばって生きている人達ばかりどうして苦しめる


どうして...悔い改めないようなヤカラが肩で風を切り意気揚揚と生きているのだ


命の尊さなど考える瞬間なんて無いヤカラが...








「何か役に立てる事ない?」


そう聞くと こうやって話をしてくれるだけでいいと言う

なんの遠慮も無く病気について...気持ちについて赤裸々に語れる相手がいるだけでよいと言う







「息子がね...病院にこないのよ」

「お母さんの苦しい顔を見たくないからって」



闘病生活がどれだけ苦しいか よくよく分かっているものねぇ



「それでね...元気に笑っている顔を写メでとって送ったら」

「お母さん...ムリして笑ってる...ボクに心配かけないようにってムリしてる」

「そんな事いうのよ...(苦笑)」







「んもぉぉぉーーっ!今マスカラ塗ってるんだってばっ 泣かせないでぇぇ」とワタシが冗談まじりで叫ぶと




「ごめんねぇ...出かける間際にこんな暗い話しちゃって」と彼女は言うが
そんな事は全然ない




「あのね...娘の事もそうだけど これだけ近しい所にガン患者がいると動揺する事が無くなるわ」

「心配はしてる...ママ頑張っちゃう方だから...いつでも電話して 遠慮なんかしないで」


そうワタシが言うと「やっぱりMeさんに電話してよかった そういって欲しかった」
彼女はそう言いながら涙声で「またね」と電話を切った







どれくらい治療が出来るのだろう


白血球が少なくなっている時に風邪など引いたらどうしよう
風邪=肺炎が怖い
そうなると抗がん剤が肺炎を悪化させてしまうので使えない
けれど肺炎は命取りであり またガンの治療もしないと命取り

どちらかを選択してくれと医師に言われた親御さんの喪失した顔を
今でも忘れられない


病棟で寝ている時など 家が...子供が気になって仕方がないだろうに






同じ母として 女として心配はつきない






だけどワタシはここでこうしているだけで何も出来ない








いつでもいいから電話下さい



痛くて辛い時でも 出来ない事にイライラして爆発しそうな時でも
ただ泣きたくてしょうがない時でも


待ってるから


電話下さいね








またひとりガンを患った




次はワタシの番だろうか



健診...受けなくちゃなぁ
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